支出を減らす
2005年04月24日
保険について 一旦、まとめてみむ
さて、いままで説明したように
・右肩下がりの金融商品である
・実際保険金がもらえる可能性は低い
・高コストな商品である
という生命保険の実態を考えてみると、保険に入るのが本当に必要なのかわからなくなります。
ではこういった保険の世界ではいったいどうすればいいかというと、答は、非常に簡単です。
保険は高コスト商品であることを前提にすれば、いちばんいいのは、
保険に加入しないことです。
そうもいかないということであれば、
必要最低限の保険にのみ加入すること
保険に関しては、知っておくべき原則はこれだけです。
原則がわかったところで、すでに入っている人、これから入る人達への内容は明日書きます。
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2005年04月23日
生命保険を手数料から考える
加入者に対して営業職員が対面で契約を結ばなくてはならず(最近は通販で加入できる保険も増えてきました)、告知書を取ったり、場合によっては医師の診察を受けてもらわなくてはなりません。
また保険金の請求があったときは、それが正当な請求であるかどうかを審査する必要もあります。
したがって、顧客から預かったお金を運用し、解約時には顧客の取り分を払い戻すだけのファンドに比べれば、手間も時間も人手もはるかにかかります。
また営業に払う給料も半端じゃありません。保険の営業員というのは実は結構給料をもらっています。
最近は減ってきているようですが、保険の営業の方が持ってくるプレゼント、あれも保険料の中から出ているのです。
下記は保険料の中から保険ごとに払われているコミッションです。
(各社や年齢によって若干前後します。以下はましな方の会社)
30歳男性 保険料60歳払い終了の場合
保険種類 初年度 2〜7年度
変額終身 28% 14%
終身保険 35% 8%
平準定期 45% 9%
逓減定期 50% 10%
総合医療 35% 8%
がん特約 5% 5%
10年定期保険 50% 10%
営業へのコミッションに加えて平準定期保険で毎月の保険料支払いが3万円とした時、その月々支払う保険料の45%の1.35万円が外交員の歩合にいきます。
初年度は毎月外交員にこ1.35万円が支払わ、残りの1.65万円は会社の事業経費にほとんど使われます。
保険金として純粋に積み立てられる時期は外交員の歩合が段段と少なくなってきた後です。
つまり会社の事業経費と保険金支払積立金として積み立てられるのは契約して10年過ぎてから、大半の保険料が純粋に積立金として死亡保障のお金として運用されていきます。
支払いの45%を持ってかれるなら、もっと外交員にわがまま言いましょう!
今日のポイントは保険は高コストな商品であるということです。これさえ、覚えておけば保険は半分わかったようなものです。
明日は一旦、今日までのまとめをアップします、御期待ください
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2005年04月22日
確率論で保険を考える
さて昨日までとはちょっとちがった視点で今日は保険について書きます。
それは保険がどのくらいの確立で支払われるかという事です。
20歳 | 男性 | 1.14% | 女性 | 0.33% | 45歳 | 男性 | 2.51% | 女性 | 1.58% |
25歳 | 男性 | 0.86% | 女性 | 0.38% | 50歳 | 男性 | 3.79% | 女性 | 2.33% |
30歳 | 男性 | 0.84% | 女性 | 0.46% | 55歳 | 男性 | 6.30% | 女性 | 3.28% |
35歳 | 男性 | 1.05% | 女性 | 0.69% | 60歳 | 男性 | 10.22% | 女性 | 4.69% |
40歳 | 男性 | 1.56% | 女性 | 1.05% | 65歳 | 男性 | 15.42% | 女性 | 7.10% |
上記の数字は生命保険文化センターで発表され、保険料等の計算にも使われている生命表です。
これはそれぞれの年齢で実際、何パーセントがなくなっているかを統計的に現しているものです。
*1〜100歳までの詳細はこちら
たとえば、35歳の男性であれば、35歳の間になくなってしまう可能性は交通事故や自殺などの不慮の事故などを含めても1.05%です
本当に死亡率が高くなってくるのは
男性であれば60歳を少し過ぎたあたり
女性であれば70歳を少し過ぎたあたりです。
極論してしまえば、それまで払っている保険料はその数%の可能性のために払っているものです。
保険というものは万が一の時に備えた商品です。
万が一に備える事は大事です。
ですがそのために残りの万が九千九百九十九に負担をかけすぎている人が世の中にはたくさんいます。
これはあくまで、私の持論ですがリスクは100%ヘッジする必要はないと思っています。
多くて8割、少なくて6割程度で充分です。
残りの部分については、生き残った人間が考えるべきなのだと考えています。
生きていられる可能性のほうがはるかに高いのに、本当に100%のヘッジをする必要がありますか?
ここでのポイントは保険金が支払われる可能性は実はかなり低いということです。
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2005年04月21日
保険の種類
今日は保険の種類と其の仕組みについてです
普段、保険に入る、入っているといいますが保険にも種類かあります。
それは車と一言で言っても、スポーツカー、ファミリーカー、トラックがあるように、不動産でいうのであればワンルームマンション、ファミリーマンション。一戸建てがあるようにです。
保険は大きく分けると以下の3つに分けることができます
○定期保険
代表的な保険商品で掛け捨て型の保険の仕組みです。あらかじめ保険の有効期間を10年と15年と決めておいて、その期間内に死亡したり、事故にあったり、病気になった時だけ保険金が支払われるタイプです。
○
終身保険
「身が終わる」と書く終身保険。保障が一生涯(終身)続いて、死亡した時点で必ず、一定額の保険金が支払われるという商品です。
○養老保険
「老いを養う」と書く養老保険。
あらかじめ満期日(運用期間)と償還額を決めておく商品です。昔は貯蓄性が高い商品だったのですが現在は見る影もありません。
ですので現在保険という最初の二つがメインになります。
これが普通のFPや保険の営業が説明する保険の種類です。
この日記は経済的独立を目指すというテーマの基に作成されていますのでもう少し違った保険論を以下に書きます
・保険は株と同じ金融商品
保険と株式投資は金融商品として扱われていますがどこが違うのか?
多くの人は保険と株式投資は別物と考えていますが、実は保険に加入するということと株式投資をするということは、金融商品を買うということでは全く変わりがありません。
ここがポイントの一つとなりますので良く覚えてください。
もう一度書きます
「保険に加入する」ということと「株式投資をする」ということはどちらも金融商品を買うということです
正直な話、この話をすると保険の営業さん怒ります。多分これを読んでいる方の中でも保険に加入している方は、自分は株と同じような金融商品を買ったつもりはないと思ってる方もいるかもしれません。
そう思った方はちょっとこの下の文章を読んでみてください
保険に入った入った時点で死亡すれば保険金がまるまる支払われます。(当たり前ですね)
でも5年後なら支払った保険料累計金額を引く必要があるのです。
例えば
死亡時に1,000万円が支払われる10年もの定期保険で
保険料 年払 毎年11万円
1年目に死亡した保険金 1,000万 − 11万 = 989万
5年目に死亡した保険金 1,000万 − 55万 = 945万
言われてみれば当たり前の事なんですがどの保険の本にもほとんどこういう事は書いてありません。
ぶっちゃけていうならば掛け捨ての保険は
右肩下がりの金融商品なのです。
明日は保険が右肩下がりの金融商品だとして、詳しくFPとしての保険の考え方を書いていきます
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2005年04月20日
すぐにわかる保険の仕組み
さて、昨日、保険は持ち家についで二番目に高い買い物だと書きました。
それは2,000万以上の高額商品だからですと書きました。
今日は、2000万円する保険とはいったいどういうものなのか、考えてみたいと思います
では、質問です。
1番目に高い不動産やおそらく3番目に高い自動車を買うときに、どのような点を大事にして買いますか?
デザインや機能、ブランドなど色々とあるでしょう
少なくとも、その価格がいくらかわからないまま、買ったり、ローンを組んだりはしないと思います。
ところが、この世の中で、その価格がいくらかわからないまま、買ったり、ローンを組んだりしている商品があります。
それが保険です。
これは、車なら中古車販売店のお兄ちゃんから、「この車は10年間毎月5万円で買えるからどうだ?」と誘われて、正しい値段も知らないままに、契約書にハンコを捺すようなものです。
こんなヘンな商品、ほかにはどこにもありません。
保険も商品である以上、単価というものはあります。それは一括払いで加入した場合の保険料です。
たとえば、死亡時に1,000万円が支払われる10年もの定期保険の保険料が、一括払いで100万円だったとします。
これが、この保険の販売単価です。自動車で言えば、値札に付いている金額みたいなものです。
支払う側にとってみれば、毎月1回(年12回)に分けて保険料を支払うほうが、毎年1回、年初にまとめて1年分の保険料を払うよりも楽ですから、その分、金利が高くなるわけです。
保険という商品も、ふつうに買っている洋服やテレビや靴や車と同様にちゃんと値段がついていて、ただ、その値段がちょっと高いばかりに、分割払いがふつうになっているだけです。
ところが、保険販売の現場では、分割払いの額は教えてくれますが、単価(一括払いの額)はふつう、話しません
(というか、客のほうも聞こうとはしません)。
先ほどの例であれば、「保険料は月額1万円」と説明されますが、「この保険の値段は100万円」とはまず言いません。
では、保険ではなぜ分割払いが当たり前になっているかというと、実はそのほうが有利だからです。
ここが、他の商品と異なる保険の大きな特徴です。
どういうことかというと先ほどの例で、単価100万円の生命保険を一括(一時払い)で購入して、1,000万円の死亡保障(という商品)を購入したとします。
この人がその翌月に死亡すれば、約束どおり、指定した遺族に1,000万円の保険金が支払われます
(そのかわり、月払いでは払わなくてすんだ99万円は帰ってきません)
ところが、同じ人が月1万円の分割払いでこの保険に加入し、1ヵ月以内に死亡してしまったとしても、やはり、1,000万円の保険金が支払われることになります。
このように多くの人が勘違いしているのですが、保険というのも一部不思議なところはあるにしてもただの商品にすぎません。
では、保険もただの商品だと判ったところで次に2000万円以上する商品の種類とはどんなものなのかについて明日書いていきます
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2005年04月19日
保険 それは2500万の買い物
今日からFPとして生命保険について知っておいてほしい事を書いていこうと思います
まず、簡単な質問からはじめましょう。
一般の人が毎月払っている保険料、これ、生涯でいくら払っていると思いますか?
生命保険文化センターという団体が出している各世帯の保険料支払い金額によると
年間では
30代で約50万
40代で約60万
50代で約70万
60代で約65万
を払っていると書いてあります
日本人の平均給与が400万から600万、多くて800万くらいといわれていますから、給料の10%前後を、
保険料に払っているということになります。
では最初の質問、生涯に保険料をいくら払っているかということについて
30〜65歳まで毎年保険料を払うと考えた場合
50万×10年(30代) = 500万
60万×10年(40代) = 600万
70万×10年(50代) = 700万
65万×5年(60代) = 325万
これを合わせると
合計 2,125万!
35年で2,125万円!
もちろん人によるでしょうが2000万円〜2500万円は支払っているということになります。
よく保険は持ち家についで二番目に高い買い物だといいますが、これは実は2000万以上の高額商品だからです。
明日より、この2000万円する保険とはいったいどういうものなのか、紹介していきます
この日記ではそもそも保険とはいったいどういうものなのかという基本とかしこい保険の見分け方をしってもらい
たいと思っています。
基本がわかっていれば、応用がききます。そうすれば色々な雑誌に書いてある事や保険の営業の方が
言っている事の何が本当で何が嘘かがよくわかるようになります。
基本をちゃんと学ぶというのはまどろっこしいと思う方もいるかもしれませんが自分はこれが何事についても
何かを学ぶ最善の方法だと思っております。
というわけで明日から基本について書いていきます、御期待ください
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