2006年05月27日

マーケットは自分の欲求や期待を知らないし、それを気にもしない

マーケットが中立だという話を「ゾーン 相場心理学入門」からを紹介します。

自分は以下の紹介文が自明の事だと思うのですが、そう思っている人があまりいない気がします。
心理学的に「人は自分が信じたいことしか信じない」という点と繋がっているのではと思う昨今です。

以下抜粋
マーケットは自分の欲求や期待を知らないし、それを気にもしない(もちろん、自分の建玉が価格に大きな影響を持たないかぎりだが)。

一方、いつでもどの買値でも売値でも、仕掛け、利食い、損切りの機会を提供している。

これはまた、取引所フロアで注文を付け合わすフロアトレーダーにも当てはまる。個人的に知っているほかのフロアトレーダーが自分の建玉を知っていて、意図的にその情報を利用して自分に損切りさせようとするかもしれない。しかしそれに対しては、より迅速により集中して、あるいはフロアの状況を考慮して何かしらの制限を課して、それに従ってトレードすればよいだけの話である。

マーケットにしてみれば、どの瞬間も中立である。つまりだれに対しても、どの瞬間のどの値動きも意味を持つ。しかしそれがどのような意味を持つかは、自分の習得したものに基づいている。

つまり答えは自分の心のなかにあり、マーケットのなかにはない。マーケットが発する情報を意味づけたり、解釈したりするのはマーケットではない(もし自分が聞く気になれば、解釈を提供する人は常にいるが)。

さらに、機会や損失を定義する方法を知っているのはマーケットではない。
いつでも損益や建玉と仕切りの絶え間ない機会を提供していると理解しているのはマーケットではない。
いつでも自分の資金を取り上げてやろうと待ち構えている欲深い怪物として理解しているのはマーケットではない。抜粋終

日々是学也
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訪問頂き、ありがとうございます、みなさんに訪問していただいてる自分は本当にツイてます
訪れていただいたすべての方とその周りの人たちに、今日もすべての善き事が、雪崩の如く起きますように


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