2006年03月15日

小さな一歩を踏み出す

中長期投資に値する企業を探す一つの考えとして名著ビジョナリー・カンパニーから「進化による進歩を促す」について紹介しています

以下抜粋
進化の過程がもっともうまく働いているケースとして、3Mを手本にするなら、ビジョナリー・カンパニーが進化による進歩を促すにあたって学ぶべき教訓は、以下の五点である。

三 「小さな一歩を踏み出す」

当然ながら、実験が失敗に終わっても、それが単なる実験であって、企業全体を揺るがす失敗でなければ、許すのも容易である。小さな一歩が、大きな戦略転換の基礎になり得ることを忘れてはならない。

マックナイトがオーキーに素朴な質問をしたことが、耐水性サンドペーパー事業につながり、自動車業界に大きな市場が広がり、ディック・ドリユーのマスキング・テープとスコッチ・テープにつながり、そこから録音用テープなどの事業が生まれた。

企業の戦略的な大転換を図りたいのであれば、「一歩ずつの革命」を起こし、小さな目に見える成功による力を利用して、会社全体の戦略に影響を与える方法がある。実際、企業内で、何か革命的なことをやりたいのであれば、「実験する」許可を求めるのが最善の方法であるケースが少なくない。

前述のように、アメリカン・エキスプレスでは、金融サービスへの小さな一歩から会社の事業の柱が育ち、ウィリアム・ダリバの小さな実験から旅行サービスへの進出という革命的な変化が起こっている。

「小枝と大枝」のイメージも忘れないようにすべきだ。あるいは、ソニーの井深大が使った「種と果実」のイメージでもいい。これは、小さな変わった問題が大きな機会の出発点になるという考え方を伝えるための比喩である。抜粋了

革命というと一発ですべてをひっくり返す起死回生の一手というイメージがありますが、「一歩ずつの革命」が結果的に大転換に繋がるという発想は中々ないのではないでしょうか。

こういった一歩ずつの革命を密かに起こしている企業を見つけたいものです
日々是学也
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